アミガ、誕生日おめでとう!

先週、AmiGBG2005が行われました。02年から毎年開催されるアミガ集会で、会場はスウェーデンの第2の都市Goeteborg(エーテボリ)です。無論、我々SUGAの数名も参加しました。
会員の大体が金曜日の朝、IC列車でエーテボリへ出発、装備と残った少数の会員がそのよる車で到着しました。一晩泊まったら土曜日の朝に展示会でセットアップを開場前にやらなければなりませんでした。いざ、AmiGBG2005!
このメッセがふつう、復活祭前後に行なわれますが、今年は7月23日まで打ち上げられました。なぜなら、その日付の20年前はAmiga1000が初めて公開されてアミガの正の誕生日となる訳ですから。
開場はリンドホルメン研究町でした。出来たばかりの建物は奇麗でハイテクな装備も備えています。SUGAにテーブルが3つ与えられました。そこに置いたのがペガソス(PowerPCを基にした、MorphOSというクローンOSで走る新プラットフォーム)、アミガ1000(20周年を機に)、タワー化のPPC載せA1200、会長のアミガONE(AmigaOS 4.0を動作する、ペガソスと似た様なPPCマシン)とヒエッルさんの出来たばかりのCD内蔵アミガ1200。前会長がAROS(アミガOSのオープン・ソースの互換クローン的OS)をPCでも展示したりしました。
他のユーザーグループも参加しました。北部のアミガ会ACGがPagestreamってDTPソフトのワークショップを行ないました。ノルエの総合アミガ会NASが自分の同人誌などを販売し、コンクールもやりました。ストックホルムよりエーテボリでメッセを開催する理屈の1つは、オスロから100キロしか離れないことで、ノルエ人の客数が圧倒的です。デンマークのサイトAmiga.dkが珍しいアミガを持って来ました。その中はCDTV(世界初のマルチメディアデバイス?)やDraCo(ビデオ編集向けの強力なアミガクローン)やAccess(5インチスロットにも入るアミガ1200のキオスク向けクローン機)。Accessを初めて自分の目で見てかなり興奮しました。僕も1台欲しいなって...
デモシーンのパーティを企画する委員会Demosphereのテーブルでは様々なデモが常に上映されました。その隣はスウェーデンのポータル・フォーラムAmigaRulezがコンクールをやったりアミガ風の生活用品を売ったりしました。残念ながら、SAK(Svenska Atariklubben)が今年のメッセに登場しませんでした。面白い奴らですから会う事を楽しみにしましたが、噂を聞けば当会のイベントが少し前あったので疲れて来ないのが当然でしょうが。イギリスから来たIntuitionBase.comの人がTotal Amigaという英語の同人誌やアミガONEのケースバッジ等を売ったりし、PPCボードのクラッシク・アミガでOS4.0を展示もしたらしいですがそんな事に気付きませんでした。自分のブースで忙しいところもあるからでしょう。
商業室はGGS-dataとGuru mediatationの両店が新旧ソフトや様々なハードを販売しました。そこでアイコン集のCDやペガソスのマウスパッドを買いました。ドイツの商業誌Amiga Futureの見本誌も気に入って購読しました。AmiDogが新作エミュレータを展示し、プレステのゲームを実機のコントローラでも体験できました。その隣はSuperCPUを搭載したC64でSCPU専用ゲームが有りましたが、自分で試す機がありませんでした。SuperCPU(65c816の16ビット拡張ハード)を見て我らアミガ狂のPowerPC拡張の思いをしました。独逸から、Tales of TamarっていうMMORPGの開発者が参上しました。でもそういったゲームに興味が全然無いので余り気を付けてはいませんでした。
音楽ワークショップの部屋に、現地の音楽家が自分のスタジオを全部詰め込んだのです。ラックに乗ったアミガを積極的に使用する人を見て関心しました。彼が平気でアミガをHD録音機やシーケンサとして使ったのです。昔から音楽がアタリSTの伝統的な分野なのに。アミガで音楽を作ると普通はトラッカー風...
1日中講義やシンポジウムが開催されました。アミガ1のデモグループTBL(The Black Lotus)の主プログラマKalmsが新作のOS4向デモやヒット作のSilkcutを解説し、ゲーム業界の話をしたりし、現在のシーンの状態について述べました。次はIBMPowerPC担当者が自社のCPUの将来について講演しました。しかし、アップルがPPCを落とそうとする今、話の題材は主にCellでした。聞いてたまるのか。AmigaOS 4.0開発陣の主人公・フリーデン兄弟が参上、最終の展開で聴衆を魅せました。本人が2人ともとても人間的に感じて、大企業と本当に違った性格でした。そして、OS4の公式ブラウザ・IBrowseの開発陣のダービッド・ブールストレムがIBrowse 2.4のベタ版を公開しました。僕に一番目立ったのはUTF8のサポートでした。キリル字のページがちゃんと表示出来ましたが、日本語はどうかがまだ不明なんです。2.4の後は3.0になると流石に豪華なブラウザになるでしょう。
持参市場で珍しい鋼鉄造のFDドライブとビデオカードを安く手に入れる様になりました。後はレトロやゲームの部屋があって、そこは歴史中のアミガの様々な機種が展示されました。唯一の欠点はA3000Tでした。同室はゲームのコンクールが行なわれました。Slamtiltでまずいい点数を取って、DeLuxe Galagaへ進む方式でしたが、下手くその僕はSlamtiltで負けに負けたのです。
AmiGBG賞の受賞者になったのがフリーデン兄弟でした。誰も賛成したに違いありませんが、照れる兄弟は、アミガOSが恊働作品だと強調しました。
今年もどう見てもよく出来たメッセでした。しかし!僕の観点から一番の出来事はこれ...
色々なコンクールやクイズの勝者が発表された後、誰も期待しなかった驚くべきコンクールが発表されたのです。それがアミガ(赤)対ペガソス(青)の生クイズでした。聴衆が好きなマシンに従って手を上げる様に言われて、僕が”青”の少数の1人として選ばれ、上がりました。クイズでは、両側に”敵側”のマシンについての質問に答えなければならなかったのです。”敵”のマシンの知識の高い方が勝ちました。その人が僕なのでした。賞品はなんと、新品のMicroAmigaONEだったのです。ですから、僕が今アミガ・ワンのとても嬉しい所有者ですよ。やった!それだけでもないのです:これが最後の最後のミクロA1だそうです。GGS-dataのグッネさんがこの1台だけを手に入れるにかなりの努力をかけたと聞いています。さらにラッキー!
閉場後、客と参加者のほとんどがレストランでバイキングを食べに行きました。アミガ1000のキーボードの形のケーキもありました。最後に、アミガの20周年を祝うために、花火を打ち上げました。

アミガ、誕生日おめでとう!これからもよろしくね。